2016-03-21に投稿
盛岡駅を出て開運橋を渡り、そこからさらに歩いて盛岡大通商店街へ。商店街の中程にある雑居ビルの7階にこの店はある。
入店するとその広さに驚く。約8人がけのカウンターに4人がけのテーブル席が5セットほど。それらがゆったりと配置されている。また、売り物か否か判然としないものの、少なくない量のオールドボトルがガラス戸付きで棚に納められ人の目を引いている。
カウンター満員につきテーブルに着席し、リンゴのコンポートのカクテルを注文する。シガーはドリンクとは別のメニューが用意されており、そこから選ぶ方式だ。
せっかくだからとCohiba Maduro5 Secretosを注文。するとカウンターに立つバーテンダーがカット及び着火を済ませ、そのまま吸える状態でサーブされた。再着火用にシガークラブのマッチもセットだ。
早速カクテルを一口飲み、シガーを吸う。強い酸味が前面に押し出され困惑するが、カクテルの濃厚な甘味と合わさり複雑な喫味となる。
この辺りで気がつく。この店はとても若い。客層は学生が半数ではないだろうか。落ち着いて飲んでいる者もいれば、そうでない者もいる。チーフとおぼしきバーテンダーも30歳前後で、他の2人のバーテンダーも20歳前半といったところ。
そうこうしている内にカウンター席が空いたので移動。常連に茶化されつつひたすら洗い物をする若きバーテンダーを目の前で眺めながら喫煙を進める。カクテル終了後、カバランとオクトモアを注文し、それらを飲み終わる頃に喫了し退店。
・・・一人でじっくりとシガーを吸うというよりも、テーブル席で仲間と談話しつつ大らかに喫煙するのに合う店であると感じた。また、可能ならばシガーは持ち込みがベターだろう(可能か否かは確認していないが)。
なお、二次会等の場所として見た際は魅力的だ。ガチガチのオーセンティックバーとダイニングバーの間の存在であり、「オシャレな店で飲む」というニーズを捉えている。若者が少し背伸びして飲み、語らう場所。そんなところだ。
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