2015-12-08に投稿
“銀座”のバーとしては、一流店なのだろう。
しかし、葉巻吸いにとっては三流店である。
“銀座”のバーは葉巻に冷たい。葉巻に詳しいバーテンダーや客もいない。
住所が銀座でも”銀座”のバーとは限らない。その定義も一見にはどうにも分かりにくい。
しかし、以下のようなバーは葉巻吸いにとって要注意だ。
・N.B.Aの役職者が在籍
・HPでカクテルコンペの受賞歴を誇らしげに喧伝
・N.B.A重鎮の店に所属していたバーテンダーがオーナー
何故、注意が必要か。この店を例に説明しよう。
友人の誘いでの初来店。
友人は葉巻を吸えるか否か店に事前確認をしてくれた。店の回答はイエス。
私はお気に入りのハバノス。友人はとっておきのダビドフを持参し、店の扉を開けた。
テーブルに通され、灰皿をもらって、葉巻を早速吸い始める。
何だか店内の空気がおかしい。
高価なウイスキーを頼んだばかりの客(N氏)が、イッキ飲みをして帰っていく。
スタッフの目が冷たい。
「ここで葉巻なんか吸うなよ」
そんな声が四方八方から聞こえてくる。
お会計をした後もスタッフに『二度とくるな』という目で睨まれる。
それにしても”銀座”のバーテンダーは、若手まで偉そうだ。というか、勘違いをしている若手の方が偉ぶる。
そのくせ権力者にはペコペコ。私が最も嫌いな人間だ。
話がそれた。
気分を害されたので、六本木と西麻布のバーをハシゴ。
やはり、港区のバーは煙に優しい。
西麻布のバーでN氏と遭遇。
ハイ・ファイブでの件を聞いてみる。予想通りの答えが返ってくる。
「あの店は葉巻を吸う店じゃないよ。君たちが葉巻を吸い始めたから私は店を出た。葉巻を吸いたいなら違う店に行きなさい。SさんのEが銀座だといいだろう。彼は、フリモノでは銀座一だ」
いや、予想以上に長い答えが返ってきた笑
WのI氏がフォローをしてくれるのが遠くに聞こえる。
Y氏は、苦笑。
やはり、私が感じた『店に歓迎されていない空気』は間違いではなかったようだ。
葉巻の美味しさは周りの環境に左右される。(少なくとも私は)
葉巻吸いは”銀座”のバーに行かないほうがよい。
NやDやEやHなど。”銀座”から”銀座”と認められていない店が、葉巻吸いにとっての聖地なのである。
東京に旅行に来た葉巻吸いが、"銀座"で嫌な気持ちにならないことを祈り、このレビューを書いた。
港区で楽しんでいってください。
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